内容(「BOOK」データベースより)
人類が今、稀有の転換期にあることを、誰しも漠然と胸に感じているのではないでしょうか。そうして、まかり間違えば大破壊が起こるかもしれないという、悪い予感も感じているのではないでしょうか。更に、一部の人ははっきりと絶望感をもったり、大多数は漠然とした絶望感から無関心をよそおったり、ごく一部の人達は光明の確信をうすうす感じていたりするのではないでしょうか。このことをもっと端的に言いますと、人類は今、金や武力や権力の物理的エネルギーと、善意や愛の精神的エネルギーの、どちらが個人や世界を本当に救うのか、その二者択一の選択のどたん場に立たされているのです。