内容(「MARC」データベースより)
二十年余りの中で出会った人達からの28編の臨死体験を紹介。どの実例にも共通している事は、死に臨んでから甦っても記憶が鮮明に残っている事、そして本人の意識は以後の生活の中で継続し、深く大きな影響を与えている。
恐怖の門―濃霧で閉ざされている孤独の世界で
赤鬼青鬼―四方八方から、何十何百という刀が
眼のない写真―「こっちへ来い!こっちへ来い」
金の山銀の山―そこは眩しく光り輝く金、銀の世界
自分が作る死後の世界―砂丘に柱が一本、二本、三本
蛇と不動明王―拾い上げた子供を抱いて山門をくぐると
針の山―動けない。動くと体中に痛みが
閻魔の剣―「死なせてくれー」「死なせるものか」
水面の月―延々と山のように積み上げられた墓石
私は針―小さな孔から洩れる光に向かって最後の〔ほか〕