出版社/著者からの内容紹介
精神医学から見たツキモノの正体
きつねをはじめとするケモノ、祖先や死んで間もない肉親の霊、最近では「宇宙意識体」のようなものまでが人にとり憑(つ)いたかに見えるツキモノが、精神医学の現場では確実に観察されます。憑かれた本人は、あたかもそれらに身体を占拠されたかのようになり、はたから見れば、本当にきつねや死んだ肉親になってしまうのです。
しかし、なぜこんなことが起こるのでしょうか。そのとき、本人の心のなかはどうなっているのでしょうか。本書では、「憑依(ひょうい)」というきわめて不可思議な現象に最新の精神医学の立場からせまります。
きつねをはじめとするケモノ、祖先や死んで間もない肉親の霊、最近では「宇宙意識体」のようなものまでが人にとり憑(つ)いたかに見えるツキモノが、精神医学の現場では確実に観察されます。憑かれた本人は、あたかもそれらに身体を占拠されたかのようになり、はたから見れば、本当にきつねや死んだ肉親になってしまうのです。
しかし、なぜこんなことが起こるのでしょうか。そのとき、本人の心のなかはどうなっているのでしょうか。本書では、「憑依(ひょうい)」というきわめて不可思議な現象に最新の精神医学の立場からせまります。
内容(「BOOK」データベースより)
きつねをはじめとするケモノ、祖先や死んで間もない肉親の霊、最近では「宇宙意識体」のようなものまでが人にとり憑いたかに見えるツキモノが、精神医学の現場では確実に観察されます。憑かれた本人は、あたかもそれらに身体を占拠されたかのようになり、はたから見れば、本当にきつねや死んだ肉親になってしまうのです。しかし、なぜこんなことが起こるのでしょうか。そのとき、本人の心のなかはどうなっているのでしょうか。本書では「憑依」というきわめて不可思議な現象に最新の精神医学の立場からせまります。
著者紹介
1952年、広島県呉市に生まれる。1984年、東邦大学医学部大学院卒業。医学博士。東邦大学医学部精神神経科医局長をへて、1987年より同医学部講師。現在は精神科病棟医長を兼務。この間、ハイデルベルク大学精神医学教室に留学し比較宗教病理を研究。専門は精神病理学、社会精神医学、宗教精神病理、司法精神医学。大学院時代から憑依現象に着目し、特に現代都市における憑依の問題についての論文多数。著書に『分裂病犯罪の精神鑑定』『医学のための行動科学』(ともに共著)などがある。