内容(「BOOK」データベースより)
それは神か仏か妖か…人はときに説明のつかぬ存在、現象に遭遇する。総じてそれを怪と呼ぶならば、「福をなす怪」と「禍をなす怪」とがある。夢のお告げで思わぬツキを得た、亡き人の霊に窮地を助けられたなど、羨ましいような不思議譚が確かに存在する一方で、怪との遭遇を切っ掛けに恐るべき凶事が次々と降りかかった例もある。崇り、神罰、なにがしかの禁忌に触れてしまった者たちが辿る戦慄の運命…。吉を3とすれば、凶は7。本書はその中でも両極端と言うべき強烈な実体験のみを厳選して収録した。