霊界・恐怖体験

あなたの隣の怪談集 (ワニ文庫): さたなきあ: 本

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あなたの隣の怪談集 (ワニ文庫)

あなたの隣の怪談集 (ワニ文庫)

内容(「BOOK」データベースより)

そこはちょうど、明かりの陰になっていた。先輩の姿が、もうろうとしているように見える。暗闇に溶けこむように、じんわりと、人影がたたずんで…。「先輩、ですよね。い、いやだなあ。冗談、やめてくださいよ」…返事は、ない。桂川君の背中に、つう、と冷たい汗が流れ落ちた。目の前にいるのは、本当に先輩なのだろうか。もし、そうでないとしたら…。―本書は、あなたの隣にいるかもしれない得体の知れない「何か」の物語である。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

さたな きあ
『季刊・幻想文学』誌他にて作家・レビュアーとして活動。都市に潜み棲んで人を翻弄し、ときに人を傷つける虚無性を怪異として表現する手法を模索する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

倉庫街怪話―返事がない(1)
花火見物―返事がない(2)
妻が…いる
ゴミ屋敷の主
侵入禁止
難産―人魂を見る(1)
雨の降る夜などは…―人魂を見る(2)
後部トランク
ドアを閉めなければ
ばんそうこうの子
失踪ノート
憑いたよ…
店の窓から
探訪異聞
もの食うはなし